誰だよこいつ。え、マジで誰だよ。こんなやついましたっけ?やっべ、こっち見てるよ・・・ ・・・。って、こっちくる!こっち来るよ!
え、あたし何か悪いことしましたか?なんか凄い睨まれてるんですけどどーしましょ。ん?あれ?なんかあの人団服着てらっしゃいますが
エクソシストの方ですか?え、まじですか全然知らねーんですがほんとどうしよう。あんな目つき悪いおにーさんに、あたし知り合いいたかしら。
いないよね。うん、いない。あんな目つき悪いのなんてユウくらい、・・・ ・・・って、いるじゃねーか目つきの悪い知り合い。って、、、あれ?
も、もももももももしかして
「ユウっ?!」
「ほかに誰がいんだ、このバカ。」
うっわ、うっわ、ユウに馬鹿なんて言われたくないよねこの野郎っ。ユウは知らないだろうがあたし達のあいだでは馬鹿なユウのことを『バ神田』とか言ってんだぞ!
ちなみに付けたのはあたしじゃなくてラビだから。あたし知らないから。バ神田って聞いたあとしばらく腹抱えてたとか関係ないから。
だから睨むなってば。ったくなんでそんなガラ悪いのにあの天使のほほえみ、リナリーと仲がよろしいの?!
あたしなんて最初のころリナリーとお話するたびにかみまくってたんだぞ!あ、そういやあんたあの時あたしのこと笑ってただろ、このバ神田め。
大体ユウはいつもいつも・・・ ・・・ ・・・ん?
「え、おま、髪の毛どうした?!」
「普通に気付くのおせーよ。切ったんだよ、最近鬱陶しかったからな。」
「え・・・ ・・・え、」
「なんだよ。」
「え、普通にきもいな。」
ブチ
あ、なんか聞こえた。てゆうかなんか切れた。あ、ユウがなんかさっきより3割り増しで睨んでる。あ、あれか。堪忍袋の緒が切れたってやつか。
やだなーユウってばそんな眉間にシワ寄せたらせっかくの美人が台無し。って、なに六幻とりだしてんですか?おかしいよおかしいよオーラがおかしいよ。
こいつブッた切る的なオーラがユウの後ろのほうにもわんもわん漂ってるよ。どうする?あたしどうする?!あれ要るよ!ラ●フカード!!
「上等だ、テメーの髪も切り裂いてやる。」
「切り裂くってなんだ、きりさくって!!」
これはあれだよ、逃げるしか選択肢ないよ。
「切り裂かれてたまるか!さらばオカッパの貴公子!!」
「ふっざけんな!誰がオカッパの貴公子だてめー!!」
貴公子ってちょっと格好よかったかな。うん、ちょっと格好よかったな。もうオカッパのみでいいよ。あ、やばユウ本気っぽいぞ。本気で切り裂かれる?むりむりむり。
か弱い乙女を剣振り回して追いかけるなんざ、男のかざかみにもおけないよね本当。よし、適当にラビあたりを犠牲にするとしよう。ありがとうラビ。さようならラビ。
あなたの命を無駄にはしないわあたし。それにしても、ユウのオカッパ最高!
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